地方の宿で働くとはどういうことか
女将・支配人候補を募集しています

この記事は、地方で働くことに興味がある方に向けて書いています。求人票には書けないことを、正直に書きました。私たちOne Ismが運営する、創業140年の旅館で、女将・支配人候補を探しています。実際の仕事内容、1日の流れ、応募から選考までの流れも、できるだけ具体的にまとめました。

創業140年の旅館 旅館の外観|女将・支配人候補の募集
FIELD — RYOKAN / JAPAN  ·  この旅館

先に結論。この宿で働くとはどういうことか

細かい話に入る前に、結論からお伝えします。

1
「志」を持ったまま働ける場所です。誰かの志にただ染まるのではなく、自分の志を重ねられる人を探しています。
2
廃業寸前だった旅館を、自分たちの手で立て直している最中です。すでに整った職場ではありません。
3
スキルより「人として素敵かどうか」を、いちばん大きな判断軸にしています。少数精鋭でいく方針だからです。
4
掃除や接客だけでなく、広告やSNSの数字にも日常的に触れます。経営の視点を、現場から学べる環境です。
5
正式な求人情報は、まだありません。募集職種は順次公開予定です。まずはカジュアル面談から始めます。

ここから先は、その中身をひとつずつ具体的に書いていきます。実際の仕事内容、大切にしている基準、よくあるつまずき、そして応募から選考までの流れです。

なぜ地方の宿で働くことが「一歩目」になるのか

私たちOne Ismは、2023年7月に設立した会社です。自ら旅館を経営し、事業再生・AI導入支援・マーケティング支援を行っています。資本金100万円、代表は大橋祐哉です。ミッションは「地方から、日本を再興する」です。

目指しているのは、「日本で一番、地方に貢献する企業」になることです。その一歩目に選んだのが、地方にある旅館です。

この旅館は、創業140年、全9室の小さな宿です。廃業寸前だったこの旅館を、事業承継というかたちで、私たちが自社で運営しています。

正直に数字もお伝えします。運営を始めてから、売上は前年同月比240%まで伸びました。最高月商は1,100万円です。月額広告費30万円で、最高ROAS(広告費に対する売上の倍率)は1,200%を超えました。SNSの総フォロワーは3万人を超えています。

廃業寸前だった宿が、ここまで数字を動かせる。私たちはそれを、自分たちの手で実際に証明している最中です。

この型は、この旅館だけのものではありません。私たちが支援した北海道のホテルでは、1年で売上が約6倍になりました。地方の宿は、正しい手を打てば伸びる。私たちはそう考えています。

私たちが目指しているものは、4つあります。

1
自社で旅館を運営する。この旅館を1軒目に、辺境でも勝てることを自分たちで証明します。
2
型を、他の宿へ広げる。この旅館で確立した再生モデルを、他の旅館・事業者にも渡していきます。
3
地方の若者に、挑戦の場を。ノウハウと機会を渡し、地方で挑戦できる人を増やします。
4
宿から、地域全体へ。宿の再生を起点に、点だった動きを面に広げ、地域全体を盛り上げます。

この旅館で働くことは、この4つの一歩目に立つことです。掃除も、布団上げも、フロントでのご案内も。ひとつひとつの仕事が、村へ、日本へとつながっていると考えています。

実際の仕事内容と1日の流れ

求人票にありがちな「接客業務全般」だけでは、実際にどんな1日を過ごすのか分かりません。ここでは、この旅館での1日の流れを、具体的にお伝えします。

朝食の準備と提供、客室の片づけ。布団上げ、客室・共用部の清掃、チェックアウトのお見送りまでを、朝の時間帯にまとめて行います。
食材の仕入れと仕込み、翌日以降の予約確認。全9室という規模だからこそ、稼働状況をダッシュボードで見ながら、仕入れの量や仕込みの内容をその場で調整します。
午後
SNSの撮影・投稿、広告の成果の振り返り。売上や広告費対効果は日々のダッシュボードに反映されるので、女将・支配人候補は接客だけでなく、この数字にも日常的に触れます。
夕方
チェックインの対応。旅館までの道のりや、村のことをお話ししながら、お客さまをお迎えします。
夕食の提供と接客、1日の締め作業。翌日の予約・仕込みを確認して、1日を終えます。

広告やSNSの運用そのものは、AIエージェントを含む専門チームが担っています。現場に立つ女将・支配人候補が一人で数字を作るわけではありません。ただ、その数字がどう動いているかを、現場から見て、感じられます。他の宿の求人にはあまりない経験だと考えています。

マーケティングの知識がないと働けない、ということではありません。まず現場の仕事を覚えることが最優先です。数字に触れる機会は、働きながら自然に増えていきます。

私たちが大切にしている3つの基準

AIの台頭で、多少のスキルの差は埋まっていく時代になりました。だからこそ、本当に人として素敵かどうかを、一番大きな判断軸に置いています。

うちは少数精鋭でいく方針です。一人ひとりが方向性を共有できているかが、そのまま組織の強さに直結すると考えています。

①志を持ち、染まらず、共鳴できる人(社員に強く求める基準)

掃除も布団上げも、それ単体の仕事ではありません。「その人が良くなる→宿が良くなる→村が良くなる→日本が良くなる」。その一歩目だと思っています。

誰かの志にただ染まるのではなく、自分自身の志を持ったまま、重なり合える人と働きたいです。

たとえば、旅館の方針に疑問を感じたとします。黙って従うのではなく、自分の考えを持ったまま、なぜその方針なのかを聞きにいく。それも、志を持ったまま働くということです。

②自分を含め、人のために至誠を尽くせる人

「至誠にして動かざる者は、未だこれあらざるなり」。

誰かのミスを、その人のせいにせず、自分ごととして受け止め、仕組みの方を直そうとする人。自分を犠牲にするのではなく、自分も大切にしながら、人に尽くせる人です。

たとえば、予約の重複が起きたとします。「誰が悪いか」ではなく「なぜ重複が起きる仕組みになっていたか」を一緒に考える。これが私たちの至誠の実践です。

③調和し、円融自在でいられる人

山にはいろんな木や草花があります。それぞれが自分のまま伸びながら、全体としてひとつの緑の山をつくっている。

誰かに合わせて自分を消すのでも、自分だけを押し通すのでもない。そんな組織にしたいです。

意見が割れたときも、どちらかを消すのではなく、両方の言い分を聞いた上で、いちばん旅館とお客さまのためになる形をさがす。これが円融自在の実践です。

どんな人と働きたいか

正直に書きます。ここに書いた基準に、無理に自分を合わせる必要はありません。合わない場所で無理をするより、合う場所を探すほうが、お互いのためだと思っています。

こんな人と働きたいです

A
誰かの志にただ染まるのではなく、自分自身の志を持てる人。基準に共鳴しながらも、自分を消さない人です。
B
ミスを人のせいにせず、仕組みを直そうとする人。犯人探しより、次に同じことが起きない仕組みを考えられる人です。
C
旅館がまだ立て直しの途中であることを、おもしろがれる人。整った職場より、自分たちで作っていく過程を楽しめる人です。
D
数字やダッシュボードを見ることに抵抗がない人。接客だけでなく、広告やSNSの成果にも関心を持てる人だと、なお良いです。

こんな人には、向いていないかもしれません

指示を待つだけで、自分の志を持たずに働きたい人には、向いていないかもしれません。私たちは、誰かの志にただ染まってもらうことを求めていないからです。

また、地方の宿は、都会の職場と同じ便利さはありません。整った環境や、決まったマニュアルを求める人にも、向いていないかもしれません。

よくあるつまずきと、乗り越え方

地方の、しかも立て直しの途中にある宿で働くことには、都会の職場にはない難しさがあります。実際に私たちが見てきた、つまずきやすいポイントを3つ、正直にお伝えします。

1
「整った職場」を想像して来てしまう。マニュアルが整備された職場をイメージして来ると、決まっていないことの多さに戸惑います。対処法は、入る前にできるだけ多くを知ってもらうことです。カジュアル面談や現地訪問で、いまの旅館の状態を、良い面もそうでない面も含めて正直にお話ししています。
2
マニュアルがないことを、不安に感じてしまう。手順が固まっていない仕事は、最初は不安なものです。私たちは、その不安自体を否定しません。ただ、決まっていないからこそ、自分で提案して仕組みを作れる余地があります。「与えられた仕事をこなす」より「仕組みを一緒に作る」ことを楽しめるかどうかが、分かれ目になります。
3
地方特有の人付き合いに戸惑う。村という小さなコミュニティには、都会にはない距離の近さがあります。最初は戸惑う方もいます。焦って馴染もうとせず、まずは目の前の仕事とお客さまに集中する。関係は自然に築かれていきます。

少数精鋭という方針・待遇について

私たちは、少数精鋭でいく方針です。人数を増やすことより、一人ひとりが方向性を共有できていることを大切にしています。

そのため、「①志を持ち、染まらず、共鳴できる人」という基準は、正社員として長く一緒に働く人に強く求める基準です。パートさんには、この基準を求めていません。

「②至誠を尽くせる人」と「③調和し、円融自在でいられる人」は、雇用の形にかかわらず、大切にしたい姿勢です。

雇用形態は、正社員・パートなど、状況に応じてご相談しています。給与や住居など具体的な待遇は、正式な求人情報の公開に合わせてお伝えします。気になる方は、カジュアル面談でお問い合わせください。

募集職種は、女将・支配人候補を中心に、順次公開していきます。正式な求人情報は、いまはまだ準備中です。まずはカジュアル面談で、率直にお話ししましょう。

応募方法と選考の流れ

「興味はあるけれど、いきなり応募は重い」という方がほとんどだと思います。私たちも、いきなりの応募は求めていません。順を追ってお話しします。

1
カジュアル面談を申し込む。ページ下部の「カジュアル面談を申し込む」からご連絡ください。1営業日以内にご返信します。
2
カジュアル面談で、率直に話す。オンライン、またはご都合に合わせて対面で、旅館の現状とOne Ismのことをお話しします。合わなそうだと感じたら、その場で正直にお伝えいただいて構いません。
3
興味が続けば、旅館を見にきていただく。実際の空気を感じてもらうことを大切にしています。可能な範囲で、現地を訪ねていただきます。
4
基準に沿って、正式にお話しする。スキルよりも、志・至誠・円融自在という3つの基準に沿って、お互いに合っているかを確認します。

面談から先のペースは、急かしません。お互いのタイミングを大切にしながら進めます。

よくある質問

未経験でも応募できますか。

はい、経験より基準を大切にしています。志を持てるか、至誠を尽くせるか、調和できるか。この3つを判断軸にしているので、旅館の実務経験は問いません。

地方移住の経験がなくても大丈夫ですか。

大丈夫です。地方の小さな村です。人口はおよそ6,000人。温泉地で、国立公園の中にあります。移住が初めての方も、まずはカジュアル面談でお話ししましょう。

まず何をすればいいですか。

「カジュアル面談を申し込む」からご連絡ください。いきなりの応募ではなく、まずはお互いを知る場です。この旅館やOne Ismのことを、率直にお話しします。

パートでの勤務も可能ですか。

可能です。少数精鋭の方針のもと、「志を持ち、染まらず、共鳴できる人」という基準は、パートさんには求めていません。至誠と調和の姿勢は、雇用の形にかかわらず大切にしています。

募集している職種を教えてください。

女将・支配人候補を中心に探しています。募集職種は順次公開予定で、正式な求人情報はいま準備中です。気になる方は、先にカジュアル面談でお話しさせてください。

実際にはどんな仕事をするのですか。

朝食提供・清掃・仕入れ・接客といった旅館の実務に加えて、予約状況や広告の成果をダッシュボードで見る機会もあります。広告やSNSの運用そのものはAIエージェントを含む専門チームが担うため、まずは現場の仕事を覚えることを優先していただきます。

選考にはどれくらい時間がかかりますか。

決まった期間は設けていません。カジュアル面談から現地訪問、正式な面談まで、お互いのタイミングに合わせて進めます。急かすことはありません。

カジュアル面談を申し込む

いきなりの応募ではなく、まずはお互いを知る場です。この旅館のこと、One Ismのことを、率直にお話しします。地方で働くことに興味がある方は、お気軽にご連絡ください。

ご相談は無料です。1営業日以内にご返信します。無理な勧誘はしません。

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