AI導入支援

旅館の毎日を、
AIが動かしています。

創業140年、人口6,000人ほどの村にある9部屋の宿です。私たち自身が運営しています。毎朝の連絡も、スタッフからの質問への返事も、数字の集計も、いまはAIが動かしています。人が何時間もかけていた作業が、どう無人になったかの記録です。

毎朝チームへ配信している部屋割りの画面
FIELD — 自社事業 / 創業140年の旅館

小さな宿ほど、一人が何役もやります。

人手の少ない現場では、ひとりが接客も、連絡も、数字の管理もやります。どれも必要な仕事ですが、これをやったから予約が増える、というものではありません。

そして地方では、人を増やそうにも応募が来ません。だから私たちは、増やす代わりに答えの形が決まっている仕事をAIへ渡しました

いま、AIがやっていること

1. 毎朝、部屋割りと食事ボードをチームへ配信する

その日の組数、人数、プラン、アレルギーなどの特記事項を、毎日おなじ形にまとめて現場へ流します。当日・翌日・数日先まで段階をつけて配信するので、全員が同じ情報を同じタイミングで受け取れます。「聞いていない」が起きません。

2. スタッフの質問に、その場で答える

清掃の手順や館内のルールなど、マニュアルに書いてあることはAIがその場で回答します。設備の故障や体調の話など、判断が要るものは責任者へすぐ回します。この線引きを先に決めてあります。

3. シフトの充足を点検する

向こう1週間の人員が足りているかを自動で確認し、足りない日を知らせます。気づくのが早いほど、手の打ちようがあります。

4. スタッフひとりずつの画面を用意する

日報、その日のタスク、頑張りの記録。全員分をまとめた管理画面ではなく、その人の分だけが並ぶ画面を人数分作りました。自分に関係のない情報が混ざらないので、現場のスタッフがスマホでタップするだけで使えます。

5. 数字を毎日集める

広告・売上・アクセスの数字が、毎朝1枚の画面に集まります。以前は週に1回、人がまとめていました。おかしな動きに気づくのが数日遅れていたのが、いまはその日のうちに分かります。

6. 止まったら、知らせる

自動処理はある日黙って止まります。画面はいつもどおり表示されるので、人は気づけません。だから、動いているかどうかを見張る仕組みを必ずセットで作っています。

スタッフごとの日報の画面 シフトの充足を確認する画面 スタッフごとのタスク一覧の画面
スタッフひとりずつの画面。日報・シフト・タスクが、その人の分だけ並びます。

どう変わったかを、数字で。

数字の集計
週1→毎日
人の手を離れた
毎日動いている自動処理
43
自社と支援先の合計
見張っている処理
119
止まったら知らせる

いちばん変わったのは、時間の使い方です。人がやるのは、増えたか減ったかに気づくことと、次にどう動くかを決めることだけになりました。

接客と、その日の判断と、何をやるかを決めることは、いまも人の仕事です。ここは渡していません。

自社事業 · AI導入 / 業務の仕組み化 · 実際の運用データ

この事例から言えること。

渡す前に、線を引くことがいちばん大事な仕事です。何をAIに任せて、何を人に残すか。ここが曖昧なまま渡すと現場が混乱し、半年で元のやり方に戻ります。

もうひとつ。使う人に合わせて、道具の側を作ります。パソコンが得意な人がいない現場でも、スマホでタップするだけの形にすれば毎日使われます。立派な管理画面を作っても、使われなければゼロです。

ここに書いたものは、いま現に動いているものです。この動いている仕組みごと、支援先へお渡ししています。

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